こんにちは、アラフィフ主婦のゆいです。
エアコンの内部に溜まったほこりやカビは身体に悪いですよね。
それに、エアコンの効きが悪くなって電気代も高くなってしまいます。
今回は、初めてやってみたエアコンの掃除の手順や、コツ・注意点について、写真多めでご紹介します。
エアコンの掃除は自分でどこまでできる?
自分でどこまでできるか?の考え方は、取り外せるパーツと取り外せないパーツで違います。
取り外せるパーツ(エアコンの外側部分)
エアコンの取り外せるパーツの掃除について、自分でどこまでできるか?は、「自分で外して、自分で元に戻せるか」にかかっています。
取り外せるパーツというのは、この4箇所。
・前面カバー(前面パネル)
・フィルター
・ルーバー(送風口)
・本体カバー
それぞれの外し方がありますが、この4つを外せたら、洗うのは簡単です。
でも、不安を感じたり、すんなり外せないときは無理をせず、そのままの状態で掃除しましょう。
この外側の各パーツの外し方は、掃除の手順のところで説明しますね。
取り外せないパーツ(エアコンの内部)
取り外せないパーツは、内部にあるフィンとファンという部品です。
名前が似ていて紛らわしいですが、フィン(熱交換器)は、エアコンの内部に取り込まれた空気を、暖めたり冷やしたりするところです。
ファンは、エアコン内部の空気の流れを作っています。
ファンが回転して、エアコンの冷たい空気、暖かい空気を送り出しているんですね。
取り外せないこの2つを自分で掃除することは、破損や故障のリスクがあるため、十分な注意が必要です。
エアコン内部を掃除する時に大事なことは、
・使用しているエアコンの取扱説明書に目を通して、注意事項などを確認する
・電装部分に水がかからないように、しっかりと養生し保護する
・洗剤成分(今回は重曹)をしっかり洗い流す
・洗浄後は送風運転をして、しっかり乾燥させる
エアコン内部の掃除を自分でできるか?は、この大事な4つのことを実行できるかどうかが重要です。
でも、エアコンの設置場所や使用状況によって、汚れ具合も汚れの質も違いますよね。
汚れの程度がひどい場合や掃除の仕方など不安があればプロにクリーニングの相談をしましょう。
エアコンの掃除~【外側】パーツ別手順とコツ
それでは、いよいよお掃除していきます!
掃除を始める前の準備
1.足場を固める
高いところでの作業になるので、安全に掃除ができるように踏み台や脚立が安定しているか確認しましょう。
2.電源を切り、コンセントを抜く
コンセントをさしたまま掃除をすると、水分による感電などのトラブルの可能性があるので、必ず抜いてから始めましょう。
外側のパーツの掃除に用意したもの
・重曹(スプレータイプ)← ダイソー
・洋服ブラシ
・網戸の掃除用ブラシ
・歯ブラシ
・スポンジ
・綿棒
4つのパーツの取り外し方と洗い方
4つのパーツを、フィルターとほかの3つに分けて洗います。
フィルターの外し方と洗い方
⓵フィルターの外し方
前面カバーを開け、フィルターのツマミを持って押し上げ下に引きます。
②掃除機でほこりを吸い取る
フィルターは薄くて柔らかく傷つきやすいので、ていねいに掃除機をかけます。
でも、あまりにもほこりが多いので、柔らかい洋服ブラシでほこりを集めながら掃除機を浮かせて吸い取りました。
フィルターは、うら面➡おもて面に向かってエアコンの空気を出しているため、汚れもうら面➡おもて面に出ようとします。
なので、おもて面から掃除機で吸い取るとスムーズです。
このあと水洗いをするので、完全にほこりを吸い取れなくても大丈夫。
③残ったほこりは浴室で洗い流す
残った汚れは、ダイソーの網戸用のブラシを使い、重曹をスプレーして優しくこすると、簡単にきれいになります。
今回は網戸用ブラシの柔らかさと大きさがちょうどよかったです。
歯ブラシでもOKですが、新品より古い歯ブラシのほうが毛が柔らかくて、デリケートなフィルターに向いています。
仕上げは、掃除機をかけた時とは反対のうら面からシャワーで軽く洗い流します。
洗剤成分が残らないように、入念に洗い流しましょう。
軽く水を切り、乾いた布でやさしく水分を拭き取ります。
最後に、新聞紙の上で完全に乾かします。
前面カバー・ルーバー・本体カバーの外し方と洗い方
前面カバーの外し方
パネルを止まる位置まで押し上げます。
パネル支持部のツマミ(左右2箇所)を解除側に下げます。
それから前面カバーを少し上に押し上げ、手前に引いて外します。
ルーバーの外し方
ルーバー(送風口)は、左右と真ん中の3点で固定されています。
まず、真ん中を手前に曲げながら取り外す感じです。
思い切ってやったほうがうまくいくと思いますが、内側のツメが折れたりしないように注意してやりましょう。
真ん中が外れたら、次は手前に強く曲げて右側を外し、
最後に左側を外します。
本体カバーの外し方
電源スイッチの左側にあるネジを外します。
次に、左右の端にある小さいカバーを外します。
左右のネジを外します。
左右のネジを外したら、本体カバーの上部にある3つのツマミを外します。
それから、エアコンを下側から手前に押し出すように動かすと、本体カバーが外れます。
上手く外れないときは、外し方が間違っているなど何らかの原因があるので、外れにくいと感じたら無理に外すのはやめましょう。
前面カバー・ルーバー・本体カバーの洗い方
外した前面カバー・ルーバー・本体カバーを浴室に持っていきます。
それぞれに重曹のスプレーをして、スポンジや網戸ブラシなどを使い分けて洗います。
前面カバーとルーバーの洗い方
重曹をスプレーし、スポンジで表側と裏側をこすり洗いします。
汚れが取れたら、洗剤成分が残らないようにシャワーできれいに流しておしまいです。
次はルーバーです。
前面カバーと同じように、重曹をスプレーしてスポンジで両面をこすります。
洗い終わったら、シャワーできれいに流します。
本体カバーの洗い方
本体カバーは、形が複雑で細かい部分もあるので、道具を使い分けました。
まず、重曹をスプレーして網戸用ブラシでこすり洗いします。
ブラシの毛が長いので、いい感じに洗えます。
少し汚れが取れにくいところは、スポンジで。
細かいところは、古い歯ブラシでこすります。
歯ブラシでもできないところは綿棒を使いました。
この前面カバーなど3つのパーツはサクサク洗えます。
洗った後は、乾いた布で水分を拭き取り、新聞紙の上で完全に乾かします。
【内部の掃除をする前の準備】
★養生
エアコン周辺の壁と、一番大事な電装部分を、洗剤や水から守るため養生します。
今回は、ダイソーで購入したミニバイクカバーと養生テープ、45ℓのゴミ袋、布ガムテープを使用。
★養生の仕方
エアコン本体右側の電装部分に、45ℓのゴミ袋をかぶせて洗剤や水がかからないように覆い、養生テープでしっかり止めます。
左側の壁も念のため、覆います。
ミニバイクカバーで覆いました。
水をかけたら養生テープが剥がれるかも・・と心配になり布ガムテープも使いました。
でも、丈が短い・・・。
何か違和感が・・・。
掃除終了後、片付け中にカバーが半分の状態だったことに気づきました!
でも、多少下に水が飛び散りましたが、問題ありませんでしたよ。
エアコンの掃除【内部】重曹を使った掃除のやり方
これで準備ができたので、内部のフィンとファンの掃除を始めます。
内部の掃除に用意したもの
・重曹(スプレータイプ)← ダイソー
・瓶ブラシ(太さが違う2種類 ← フィンとファンで使いわけ)
・網戸の掃除用ブラシ
・散水ノズルを付けたホース(洗濯機の蛇口から取水)
フィンの掃除
まず、フィンの表面のほこりを掃除機で吸い取ります。
フィンは細かくデリケートなアルミの板が無数に並んでいるので、フィンが曲がらないように気を付けながら掃除機をかけました。
掃除機の先端のつけるブラシがなかったので、瓶ブラシを使ってみたら、アルミ板の間隔にも合う感じでよかったです。
次は、外側のパーツの掃除に使ったのと同じダイソーの重曹をフィン全体に吹きかけます。
フィン全体に重曹水がいきわたったら、10分くらい放置します。
でも、重曹水が乾いてしまってないかを時々確認。
10分経ってから、ダイソーで購入した散水ノズルを付けたホースで重曹水を流します。
放水するとフィンの汚れが落ちて、茶色っぽい水がミニバイクカバーを伝って落ちます。
洗い流した水の色がきれいになるまで、洗い流してフィンの掃除は終了です。
ファンの掃除
ファンはフィンの下にあり、さらに奥まったところにあります。
エアコンの掃除で一番大変だったのは、ファンの掃除です。
重曹水をスプレーで吹き付けた後、4本セットの瓶ブラシのうち2番目に細いブラシを使って、ファンの羽根を1つずつこすり洗い。
丸いファンなので、どこから始めたかわからなくならないように、
ファンに付いているクリップを目印に根気よく洗いました。
ファンを洗い終わったら、吹出口のカビに重曹水を吹きかけて、
網戸用ブラシでこすり洗いをしました。
網戸用ブラシは、黒色の左右風向ルーバーの間にぴったりのサイズで、
吹出口の掃除にちょうど良くて洗いやすかったです。
ファンと吹出口のこすり洗いが終わったので、
フィン同様に水で重曹水をきれいに洗い流します。
こんなにきれいになりました!
水で洗い流した時に、
ミニバイクカバーを伝って下の容器に溜まった汚水です。
(配管上見えませんが、ドレンホースというエアコンの内部の水を排出する排水管からも、洗い流した水は出ています。)
これでエアコンの内部の掃除は終わったので、本体を覆っていたミニバイクカバーなどを外します。
その後、仕上げに乾いた布でエアコン表面の水分を拭き取ります。
それから、取り外したフィルターなどのパーツを、外した時と逆の手順で元に戻します。
元通りに取り付けたら、60分くらい送風運転をしてエアコンの内部を乾燥させます。
送風運転時に、ファンに残っている水分が吹出口から飛び出す可能性があるので、運転し始めの10秒くらいはタオルで水分を受け止めるといいですよ。
まとめ
今回は、自分でエアコンの内部まで掃除した様子をお伝えしましたがいかがでしたか?
やる前は大丈夫かなと心配もありましたが取り外しもスムーズにでき、あまり頑固な汚れもなかったようで、重曹だけできれいになりました。
エアコンはデリケートな家電なので破損や故障のリスクがありますが、自分でやってみよう
と思う方の参考になれば嬉しいです。